（豚骨　その３４）

○　「博多　新風　黒マー油博多豚骨ラーメン」（マルちゃん）

　九州の福岡市で人気ラーメン店としてお馴染みの博多新風の黒マー油博多豚骨ラーメンが店主の監修によってカップ麺となって登場しました。

　博多から全国へ新風を巻き起こす！といったことが書いてあるくらいに味に自信があるようです。数多くの豚骨ラーメンが存在する中、インパクトがあるのか注目です。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて特製油を入れてよくかき混ぜれば完成。本格的な豚骨スープの香りとともに、黒マー油の甘い香りも漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂分があるので滑らかな舌触りとなっており、豚骨エキスに黒マー油が混ざっているので少しマイルドな味わいとなっています。

　具は豚肉、キクラゲ、長ネギの３種類。豚肉は予想以上に大きめで厚みもあるのでしっかりと味わうことができ、キクラゲはタップリ入っていてとても良い食感です。

　麺はどちらかといえばスナック麺タイプとなっているのですが、思ったよりも麺のコシがしっかりとしていてスープもしっかりと絡むのでとても美味しくいただけます。

　豚骨特有の香りと味わいをマイルドにしてくれる黒マー油の存在感というのを楽しめるような一品。縦型カップなのにかなり完成度の高いスープを味わえる一杯です。

○　「太麺堂々極味　濃厚　魚介豚骨醤油」（日清）

　太いは旨いということで太麺時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズがさらに進化して極味に突入しました。その太麺堂々極味から魚介豚骨醤油の登場です。

　麺は旨さと食感の極みへ。ということで、今までの太麺堂々でも旨かった麺がさらに旨さと食感が良くなっているとのことです。どこまで旨くなったのか楽しみですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後に焼き海苔を載せたら完成。ほんのり豚骨の香りがしました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に魚介の風味が広がってくるとともに、とろみがあるくらいに濃厚な豚骨エキスが舌に絡まってくる感じがします。

　具は挽肉、メンマ、ナルト、焼き海苔、長ネギの５種類。見た目を華やかにさせてくれるナルトはモチモチとしており、焼き海苔の風味の良さはスープとよく合います。

　麺は角張った太麺となっており、思いっきり硬いのかと思ったら適度な柔らかさとなっており、舌触りも滑らかなのでとてもすすりやすく、麺自体の味わいも楽しめます。

　魚介の香りがとても良く濃厚な豚骨スープと一緒にいただく太麺の旨さがとても印象に残る一品。麺の旨さだけではなくスープや具材もしっかりとしている一杯です。

○　「サッポロ一番　ピリ辛とんこつラーメン」（サンヨー食品）

　サンヨー食品のインスタントラーメンといえばサッポロ一番。そのお馴染みのシリーズに少し変わったテイストが楽しめそうなピリ辛とんこつラーメンが加わりました。

　ラー油と唐辛子のピリッと効いた辛さがおいしいといったことが蓋に書いてありました。豚骨スープに辛さが加わることでどれだけの美味しさになっているのか注目です。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りというよりもラー油や唐辛子の香りの方が強く伝わってくるので、辛党にはたまらないです。

　まずは、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりとなっており、口に含んだ瞬間にキレのある辛さを楽しむことができ、豚骨エキスもしっかり味わえます。

　具はチャーシュー、キクラゲ、紅ショウガ、ゴマ、長ネギの５種類。チャーシューは思ったよりも柔らかく、紅ショウガは小さいのですが良いアクセントになっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りで少し柔らかめとなっていますが、辛めのスープがしっかりと馴染んでいるので美味しくいただけます。

　正統派の豚骨スープとピリッとした辛さが大人の美味しさとなっている一品。余計な脂っこさがないのでスッキリと最後の一滴までいただける味わいとなっています。

○　「東京　池袋・高田馬場　俺の空　和風豚骨醤油味」（とかち麺工房）

　東京池袋の高田馬場で人気のあるラーメン店「俺の空」。そのラーメン店で愛されている和風豚骨醤油味の豚そばがカップ麺となって登場しました。

　俺の空といえば濃いキャラクターが登場する漫画としてお馴染みですが、その漫画がブームの頃から親しまれているラーメンということで間違いなく美味しいと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープを入れてよくかき混ぜれば完成。スープを入れた瞬間に煮干しを中心とした魚介だしの香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。香り同様に魚介の風味が口一杯に広がってくるのですが、豚骨の旨味というのもしっかりと味わうことが出来、結構濃厚な感じです。

　具はチャーシュー、タマネギ、長ネギの３種類。チャーシューは噛むほどに豚の旨味が伝わってくる感じで、タマネギは長ネギと違った存在感というのを楽しめます。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、滑らかな舌触りと程良い麺のコシの良さを楽しむことができ、魚介と豚骨の風味が染み渡っているような味わいとなっています。

　濃厚な豚骨スープと魚介の風味が程良く混ざったスープを心地良く楽しむことができる一品。長きに渡って多くの方々に愛されているというのがよく解る一杯です。

○　「北の太麺堂々　醤油豚骨」（日清）

　太いは旨いということで太麺戦国時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズの北海道限定版の登場。その名も北の太麺堂々ということで千歳工場で造られました。

　今回は醤油豚骨ということなのですが、北海道丸大豆醤油を使ったスープになっています。北海道で採れたものを北海道で活用し北海道で食べる。地産地消の見本です。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺をよくかき混ぜてから液体スープを入れてさらにかき混ぜれば完成。豚骨特有の香りと一緒に醤油の旨そうな香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂分で豚骨エキスがしっかりと染み渡っているような味わいとなっており、醤油の旨味というのもよく解るようになっています。

　具はナルト、メンマ、長ネギの３種類。大きなナルトはモチモチとしていて練り製品ならではの味わいとなっており、メンマはシャキシャキ感というのを楽しめます。

　麺はややちぢれた太麺となっており、麺の食感が良いというのはもちろんのこと麺そのものの味というのをしっかりと楽しむことができ、スープともよく絡んでくれます。

　濃厚な豚骨エキスとひと味違った醤油の味わいを心地良く楽しむことができる一品。味の違いを楽しむために通常バージョンと食べ比べるのも面白いかもしれません。

○　「カップヌードル　豚リアン　ＢＩＧ」（日清）

　カップ麺のパイオニアとしてお馴染みとなっているカップヌードルシリーズのＢＩＧから冬あったか！豚尽くし！ということで豚リアンの登場です。

　ポークエキスが効いた濃厚豚骨スープと３種の豚肉を味わうことが出来るということで、ポークファンが待ちに待っていた一杯になっていること間違いなさそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると確認できるくらいの豚骨特有の風味と紅ショウガの香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　まずは、スープを一口いただきます。舌の上で転がるような濃厚豚骨エキスなのですがとてもまろやかな味わいとなっており、豚骨好きにはたまらない風味を楽しめます。

　具は豚肉、タマゴ、紅ショウガ、長ネギの４種類となっていますが、豚肉はダイスミンチ、コロチャー、チャーシューといった３種の味わいを楽しめるといった贅沢です。

　麺はカップヌードルでお馴染みとなっているスナック麺タイプではなく、コシの強いストレート麺となっているので、食べてるとカップヌードルというのを忘れそうです。

　濃厚な豚骨スープとともにいただく３種の豚肉がポークファンにはたまらない一杯となっている一品。ボリューム感もあるので食べて満足すること間違いありません。

○　「野菜盛り　スタミナ豚骨醤油味」（ヤマダイ）

　野菜の旨味とスープの美味しさをリーズナブルな価格で楽しむことができるということでお馴染みとなっている野菜盛りシリーズからスタミナ豚骨醤油味の登場です。

　今回はいつもの野菜盛りシリーズとは異なってサークルケーサンクスとの共同企画商品です。このため、いつもより凝った味わいというのを期待できそうな感じですね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺をよくほぐしてからおろしニンニクと液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクの食欲をそそる良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含むと直ぐにニンニクの風味が広がってきて豚骨特有の味わいが後から追いかけてくる感じで、スタミナの意味がここで解ります。

　具はキャベツ、ニンジン、長ネギの３種類。特にキャベツは大きめのサイズでボリュームもあるためシャキシャキ感と甘さというのを心ゆくまで楽しむことが出来ます。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっていますが、通常サイズよりも少し幅があるような感じなので喉ごしが良いものとなっており、ボリューム感は満点です。

　ニンニクの風味がしっかりと効いたコクのある豚骨スープとタップリと入ったキャベツが心に残るような一品。量が多くても最後まで美味しく食べられるような一杯です。

○　「ムック刊行記念　鬼どろそば　魚介豚骨醤油」（明星）

　以前に東京１週間１０周年記念として石神氏と大崎氏が監修した鬼どろそばが登場しましたが、今回はムック刊行記念として人気ラーメン店もコラボして登場しました。

　その人気ラーメン店とはラーメンきら星。その店主の星野氏がペッパーかつお餡を提案して再び生まれ変わったわけですが、はたしてどのくらい美味しくなっているのか。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜ、最後にペッパーかつお餡を入れれば完成。ニンニクと鰹の混ざった香りがしてきました。

　まずは、スープをペッパーかつお餡を溶かしながらいただきます。とろみがもの凄く、鰹とニンニクの風味の良さと濃厚な豚骨エキスに加えて絶妙な辛みを楽しめます。

　具はニンニク、唐辛子、ゴマ、長ネギの４種類。スープのインパクトの強さで十分といったの感じなので、ほとんど具が入っているといった認識を持つことはありません。

　麺はノンフライで幅広のややちぢれ麺となっており、ワンタンの皮を砕いたような麺も入っています。どちらもモチモチとしたを食感というのを心地良く楽しめます。

　スープの枠を超えたとろみがあるすーぷと食感が豊かな麺の絡みを満喫できるような一品。インパクトの強さを終結させた極めの一杯といっても過言ではありません。

○　「千葉・松戸　中華蕎麦　とみ田　魚介豚骨醤油」（明星）

　明星とセブンホールディングスの共同企画として地域の名店のこれといった一杯を仕上げた地域の名店シリーズから中華蕎麦とみ田の魚介豚骨醤油が登場しました。

　素材の旨さを活かした極太麺と超濃厚スープで人気の行列店であるとみ田。その行列ができる味わいというのを手軽に味わうことができるというのが嬉しくなってきます。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて粉末スープと液体スープを入れてよくかき混ぜてからあとのせかやくをかければ完成。魚介だしの心落ち着くような香りが漂ってきました。

　まずは、スープを一口いただきます。香り同様に魚介だしの風味が広がってくるとともに、舌の上で存在を感じるくらいに濃厚なのですがスッキリとした味わいですね。

　具はチャーシュー、ナルト、メンマ、長ネギの４種類。チャーシューは歯応えがあって噛むほどに美味しく、後入れ長ネギは風味と甘みというのを楽しむことができます。

　麺は太めのちぢれ麺となっており、とにかくハンパじゃないモチモチ感というのを楽しむことができ、魚介の風味と濃厚スープがしっかりと絡むのでとても美味しいです。

　濃厚な豚骨エキスが吹き飛ぶくらいの魚介風味と濃いめの味付けの醍醐味を楽しむことが出来る一品。濃すぎるのに最後の一滴まで飲めてしまうくらいの味わいです。

○　「麺の街　博多　とんこつラーメン」（エースコック）

　ご当地ラーメンの特長を活かした味わいを手軽に楽しむことができることでお馴染みとなっている麺の街シリーズから博多のとんこつラーメンが登場しました。

　豚骨スープといえば九州ということでこれまでにも九州各地のご当地ラーメンが登場してきましたが、今回は屋台で有名な博多ということで違った味を堪能できそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。正統派の豚骨スープの香りが漂ってくるので豚骨ファンは十分に満足できるものとなっています。

　早速、スープを一口いただきます。程良い脂分のおかげで滑らかな舌触りとなっており、濃厚な豚骨エキスが口の中に風味が広がってくる感じで結構濃いめの味付けです。

　具は豚肉、キクラゲ、紅ショウガ、ゴマ、長ネギの５種類。豚肉は思った以上に豚の風味を楽しむことができ、紅ショウガのアクセントがスープに合うといった感じです。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており豚骨スープによく合う細麺となっていますが、コシの良さというのを楽しむことができ、スープが絡むので美味しいです。

　本格的な豚骨エキスと細麺の相性の良さというのを楽しむことができる一品。本格的な屋台のラーメンを手軽に楽しむことができる味わいのある一杯となっています。

（豚骨 その３４）

（豚骨　その３４）